19日に個人情報延べ4400人、供述調書愛媛県警流出が報告された。
Winnyというと最近評判の悪いソフトである。民間企業であれ、行政であ れやたら情報が流出する元凶のように言われている。少なくともそれらの機関においてWinnyと言うソフトを導入しているところは無いであろう。にも関わ らず公的情報が流出するのは、情報管理に問題があるからだといわれている。

実は情報管理に問題があるのではなく、労務管理や体質に問題がある場合が多いのだ。

◎会社や機関において十分なるパソコンが用意されていない場合。
◎パソコンを利用している時間がない事もある。
◎ 酷い場合には(実際私の身近でもあったのだが)、経営トップが時代錯誤を実践しているようで、肉体的に汗水たらして作業をしていることが仕事だと勘違いし ているものだから、会社内でパソコンを使用しての仕事が出来づらいということがあるような感覚が支配されているような企業体質の場合。

し たがって、このような場合において、仕事をしなければならない社員や公務員は自宅のPCでどうしても作業をしてしまう。その自宅のPCにWinnyがイン ストールされていて、さらに、対ウィルスソフトがWinny関連ウィルスに対応が遅れた場合に上記のような情報流出が起こるのだ。

だか ら、対応としては必要なパソコンの台数を確保し、社内に(場合によっては社外のプロを要請し)セキュリティ確保のチームを作り監視する仕組みを作る。ま た、時代錯誤の経営者に起因する体質の企業は、業務改善のプロジェクトを立ち上げ、経営者に理解を求めるようにうするか、そんな経営者を打倒するしか方法 がないだろう。まあ、いずれにせよ、時代にあわせる作戦を理解できない者は時代から反撃を食らい退出せざるを得なかったのが歴史である。
システム で飯を食っている者からすれば、Winnyというソフトに問題をすり替えてはいけない。Winnyでなくともいくらでもそのように情報流出を可能とさせる 手段など、このネット社会には氾濫しているのだ。そんなことは常識である。だから、私が支持している阿部官房長官が「Winnyを使わないことがまず大切 だ」というのは感覚的に刹那的に理解はできるが、残念ながら本質からほど遠い。セキュリティ管理の部署に行政や大企業には専門化と称して実践から遠ざかっ た者が集まったりしている。セキュリティ管理は名誉職ではない。ネットについての豊富な知識と実践を兼ね備え、同時に企業行政人間心理のセキュリティ上の 穴についての対応を考えられるスペシャリストの仕事なのである。