ヨーグルトコンプレックス
子 供のころ祖母は毎日宅配される牛乳をのんでいました。私も子供には絶対必要との祖母の意思で飲むこととなっていました。ところが、私はあの乳臭さがたまら ないほどいやでした。小学校の給食のスキムミルクも大嫌いでした。だから、乳製品はどうしても好きにはなれなかったのです。
ヨーグルトという乳製 品に出会ったのは大学にはいってから、先輩のT.O.さん(読書の秋に登場)から初めて食べさせてもらったのでした。「うまいもんでしょう?」とT.O. さんは言っていて、彼は祖母同様、毎日ヨーグルトを食べていました。味気なくただ酸っぱいだけの乳製品には、なにかハイカラで大人の食べ物のように思われ ていました。その後、T.O.さんは当時、すでにヨーグルトを自分でつくっていたのですが、東京青山の紀ノ国屋(スーパー)に時々つれていってもらい、購 入したのですが、やけに高価なのもという印象がありました。
今ではどこのスーパーでも、コンビニでも各種のヨーグルトはおいてあります。ただ、 T,O.さんが当時どのような方法でヨーグルトを作っていたのか解らなかったのです。それほど器用ではない大男のT.O.さんのことだから、何か簡単な秘 密があるに違いないとおもってはいました。
あれから年月がたって、糖や塩分や血圧だとかに気をつけねばと思い立ちヨーグルトが朝食のメニューにな りました。プレーンヨーグルトはやはり酸味がキツクうまいものではありません。一日500gは必要だとなると、経済的にも厳しいのです。友人で何年かまえ から、ヨーグルトを自宅で作っている者がおりまして、「自家製だと酸っぱくないよ。」といっていたのを思い出しました。彼は菌をどこぞのメーカーからも らって牛乳パックに混ぜて作るといっていました。
1月ほど前にスーパーのヨーグルトや牛乳の売り場の前に陳列されていた「なるほど便利ヨーグルトが上手にできる」という写真①の製品を98円で購入しました。
本 体に貼ってあるヨーグルトの作り方の説明通りに、500ml(1Lパックの牛乳の半分)を入れて、プレーンヨーグルトを付属のスプーン3杯を入れ掻き回し て、15時間くらいほって置くと、写真の②③のように、酸味のないヨーグルトが出来ます。次には、出来上がったヨーグルトをスプーン3杯混ぜて、新しい ヨーグルトを作ります。いまではその容器は我が家では4つになりました。
今では毎日必ず作ります。酸味もなく、ヨーグルトドレッシングに使ったり、フルーツヨーグルトにしたり、完全に必需品となりました。ヨーグルトが出来るのが不思議で毎回蓋をあけるたびに感動します。
考 えてみれば、人間の体内はビフィズス菌やそれこそ、大腸菌などの微生物の宝庫です。塩素と濾過で細菌を滅却した残留塩素のある水道を飲んでいるわけです。 そのままだと、体内の有効な善玉菌も死んでしまうかもしれません。そこで、活性化させるために、ヨーグルトを食べるなんてのも、人間の勝手さかもしれませ ん。だから、最近では水のブームでもありますね。スーパーに行くと○○の水などとして500mlのペットボトル水が数多く並んでいます。相反するような軟 水系と硬水系の水がならんでいて、どちらが私にとっていいのかわかりません。私の住んでいる地域の水道水の検査をしてもらったら、とてもよいとの結果でし た。会社は40Km以上はなれている都市にあるのですが、こちらの水道水は最悪で、会社の水は臭くて飲めません。話がそれましたがこれでおわりです。最後 に容器とつくり方を載せておきます。

特殊な容器なのかどうかは知りませんが、内側はとても滑らかです。蓋はしっかりと閉めてはいけない のですから、内側の滑らかな写真のような容器ならなんでもいいのかもしれません。ちなみに私の購入した容器のメーカーはサナダ精工株式会社( http://www.sanadaseiko.co.jp/ )といって「家庭用プラスチック製造販売」で100円均一商品、ノベルティ、ギフトなどを扱っているようです。ただ、ホームページを手繰っていっても今回 の写真①の製品はありませんでした。
説明書というような仰々しいものはなかったのですが、ただ、本体に製品の説明があり、そこに以下のような文面がありました。

【作り方】小さじ3杯のヨークルトで500mlのヨ一クルトができる!

1. 雑菌を避けるため、容器やスプーンは熱湯消毒してください。安全な場所に置き熱湯をかけるだけでも十分です。 ※やけどにこ注意ください。
2. 容器に牛乳500ml、市販のヨーグルトを付属のスプーンで、3杯入れ、よく混ぜる。
3. ねじふたを軽くしめて、(きっちり閉めると、空気が流通しません)常温室内におきます・ 菌の繁殖が活発になる20〜30℃の温度が必要ですので、冬期は、直射日光の当たらない暖かい場所に置いてください。また容器全体の1/3以上、空間があ れば、ふたを きっちり閉めても発酵できます。
4. 10時間〜24時間おき、表面が固まったらヨーグルトのでき上がりです。できたらすぐ に冷蔵庫へ! 常温のまま、放置すると、発酵がさらに進み、酸味が増して分離してしま います。(10℃以下ですと菌の成長がとまります)

* ※使う牛乳は低脂肪乳など加工乳でもヨーグルトはでき上がりますが、固まりにくかっ たり、酸味が強かったりすることがあります。できるだけ、成分無調整牛乳のこ使用を おすすめします。また、株分けされる場合も成分無調整のものが良いと思われます。
* 固まる時間は温度や分量により変わります。最初は様子を見ながら時間の目安を、 つかんでください。
* タマになったり極端に酸味が強い時は、他の菌に汚染された可能性がありますので、 食べないでください。
* 今話題の、カスピ海ヨーグルトもつくれます。カスピ海ヨーグルトの説明書をよくお 読みになり、種苗を大切にお育てください。