
楷書化
| 六 月 十 五 日 |
此 段 奉 申 上 候 |
合 等 ハ 於 此 元 難 相 分 御 座 候 |
他 家 え 分 家 等 相 成 申 候 訳 |
並 中 古 以 来 に て も 其 家 |
別 紙 よ り 古 キ 処 ハ 相 見 不 申 |
御 座 と 奉 存 候 尤 於 此 元 ハ |
勤 書 等 明 細 し ら べ 方 も 可 有 |
御 座 候 ハ バ 其 家 ニ 当 り 尚 |
右 之 内 に て 先 方 心 当 り も |
之 処 荒 増 書 抜 奉 差 上 候 |
頃 よ り 相 是 申 候 間 歴 代 |
此 元 は 別 紙 之 通 延 宝 |
相 し ら べ 申 候 処 三 家 共 於 |
仰 付 候 寺 本 家 聞 合 之 儀 ニ 付 |
昨 日 被 |
現代語訳
昨日寺本家のことで聞き取り調査の指示を受け調べましたところ、三家ともわたくしどもにおいては別紙のように延宝の頃からの歴代のあらましを抜書きして差し上げました。その内容につきまして以前のことでも心当たりがあれば、その家にあたってなお勤め書などの明細をしらべることもかのうでありましょう。(しかし)もっともわたくしどもにつきましては別紙より古いものは見つからず、中古以来につきましてもあなたの家や、他家へ分家などしてしまう訳があり、わたくしどもにつきましてはわかりにくくなっております。
このことを申し上げます。
六月十五日
読み方
さくじつもうしつけられそうろう寺本けききあわせのぎにつきあいしらべもうしそうところ三けともここもとにおいてはべっしのとおりえんぽうころよりあいこれもうしそうろうあいだれきだいのところ、あらますぬけがきたてまつりさしあげそうろう、みぎのうちにてせんぽうこころあたりもござそうらわばそのいえにあたりなおきんしょなどめいさいしらべかたもござあるべくとぞんじたてまつりそうろう、もっともここもとにおいてはべっしよりふるきところはあいみもうさず、ならびにちゅうこいらいにても、その(こ)いえ、たけえぶんけなどあいなりもうしそうろうわけあいなどはここもとにおいてあいわかりがたくござそうろう。
このだんもうしあげたてまつりそうろう
六月十五日
