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寺本家より釈迦塚浅野家に届いた書状

《背景》 この古文書は明治まで後三十年の頃、当時旗本であった寺本家(寺本直壽末裔)が上層部より由緒書きのようなものの提出をもとめられ、 寺本家では古い事がよくわからなかったので,あちこちの分家や釈迦塚の浅野家にもたので調査を願ったのではないかと思います。 そして、その顛末を書面として釈迦塚の浅野家に送ったのではないかと考えられます。 この古文書については下の原文の各行をクリックすると、その行の説明文のページにジャンプします。 本文

楷書化
























































































































































現代語訳

昨日寺本家のことで聞き取り調査の指示を受け調べましたところ、三家ともわたくしどもにおいては別紙のように延宝の頃からの歴代のあらましを抜書きして差し上げました。その内容につきまして以前のことでも心当たりがあれば、その家にあたってなお勤め書などの明細をしらべることもかのうでありましょう。(しかし)もっともわたくしどもにつきましては別紙より古いものは見つからず、中古以来につきましてもあなたの家や、他家へ分家などしてしまう訳があり、わたくしどもにつきましてはわかりにくくなっております。
このことを申し上げます。
六月十五日

読み方

さくじつもうしつけられそうろう寺本けききあわせのぎにつきあいしらべもうしそうところ三けともここもとにおいてはべっしのとおりえんぽうころよりあいこれもうしそうろうあいだれきだいのところ、あらますぬけがきたてまつりさしあげそうろう、みぎのうちにてせんぽうこころあたりもござそうらわばそのいえにあたりなおきんしょなどめいさいしらべかたもござあるべくとぞんじたてまつりそうろう、もっともここもとにおいてはべっしよりふるきところはあいみもうさず、ならびにちゅうこいらいにても、その(こ)いえ、たけえぶんけなどあいなりもうしそうろうわけあいなどはここもとにおいてあいわかりがたくござそうろう。
このだんもうしあげたてまつりそうろう
六月十五日
別紙